瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

ゆったり生きる

歩歩起清風

歩歩起清風 歩歩 清風起こる (ほほ せいふうおこる) 一歩一歩あゆむごと、そこに清い風が起こる。 これまさに、無邪気な幼な子の姿だな。 ハイハイしか出来なかったのが、つかまり立ちをするようになり、やがて、おぼつかない足どりで歩き始める。 それを…

厄介払い

厄介者を追っ払うことを、厄介払いって言う。 そういうこと、積極的にした覚えはないけど、知らず知らずのうちにやってるんだろう。 例えば、原子力発電所。 安全なら、消費者が沢山いるとこでやればいいのに、都会には造らず地方に押しつける。 日々、電気…

献立右翼

ほかの国のことは知らないし、隣の晩ご飯すら知らないが、日本ほど無国籍な食卓はないだろう。 和洋中どころか、カレー、タコスにトムヤムクン・・・・ おかげで、台所は各国の調味料のビンだらけだ。 和風の「和」とは、調和の「和」のことだから、日本人の…

あるがまま

あるがままにいたいと思う。 これは、現状維持ってことじゃない。 現状が、あるべき姿でなければ、変わっていかなきゃいけないんでね。 何かにこだわりがあったり、状況がそうさせてくれなかったりで、少なからず歪んでしまうものだ。 自分や他人をごまかし…

特別な普通

今までやったことのない仕事に挑戦する機会に恵まれたり、思いがけない出逢いがあったり、そんな特別な出来事が沢山あればいいと思う。 それが、日常茶飯事になればいい。 特別なことが茶飯事になって、普通のことと感じられても、やっぱりそれは特別なこと…

ビニールハウス

ビニールハウスは嘘だ。 冬なのに温かくして、植物をだまして育てる。 ちがう季節の野菜を食べるってことは、自分の身体にも季節を偽るってことだ。 本来とちがう季節のものを食べると、身体は微妙にバランスを崩してしまう。 だから、ビニールハウスは良く…

月のはなし

8月2日(日) 16:00~18:00 亀戸 ギャラリー凛 にて 今は、旧暦だと水無月(六月)です。 水無月っていうと、ういろうの上に小豆がのった三角形の和菓子があります。 それを、なぜこの時期に食べるのか? それから、祇園祭とスサノオのはなし。 …

間に合う

「間に合う」ってのは、時間に遅れないこと。 待ち合わせなら、相手を待たせないように早めに行けば、迷惑をかけることはない。 でも、本来の「間」の意味を考えたら、早く行っても遅く行っても、「間」には合ってないないことになる。 早過ぎれば、相手に気…

月のニッキ 肝

「月のニッキ」は、旧暦の同じ日付の日の、心のありようを知るためのもの。 言いかえると、新月のころは?半月のころは?満月のころは?というふうに心の波を知るためにある。 大切なのは、その日の心を“一言”で表すことだ。 たとえば、よく笑った日なら、「…

月のニッキ

日記つけても三日坊主なのは、つけてもあまり意味がないから。 ここに『月のニッキ』ってのがある。 これは、書けば本当の自分がわかる日記。 書式は、1ページ6ヶ月。 たとえば三日月の日、旧暦の睦月三日・如月三日・弥生三日・卯月三日・皐月三日・水無…

恐れ

人は、何かを恐れて生きる。 恐れはしないと思っても、心のすみに恐れはある。 苦しかったら、どうすればいい? 恐れとは「死」のことだから、死なないことには克服できない。 ただ一つ、死なずに楽になる手がある。 月を見ること。 月は満ちて丸くなる。 満…

一本道

暗い中、細い一本道をたった一人で歩いていた。 先に何があるかもわからず、でこぼこで歩きにくい道。 時として、歩きにくい道をわざわざ選んだようにも思う。 それが、少し明かりがさして、まわりがぼんやり見えてきた。 道は細くはなく、でこぼこでもない…

そうじ

そうじは、何をそうじするのか。 汚れた畳を雑巾でふくと、雑巾が汚れる。 その雑巾をバケツの水で洗うと、バケツの水が汚れる。 結局のところ、汚れを別のところに移してるだけで、汚れそのものはなくならない。 ならば、清浄も不浄もないってこと。 しても…

時計の針は止められても、時の流れは止められない。 1日たてば1日分、1年たてば1年分、いやでも歳をとっていく。 時の経過を劣化と感じるようになったのは、いつ頃からだっただろうか。 何歳ごろからっていうより、身近に死と接し、それを内面の出来事と…

声は良いにこしたことはない。 良いったって、どういうのが良いのかって話だけどね。 よく言う、鈴をころがしたようなってのが一番良いとも限らない。 少し鼻にかかった声もいい。 あと、すこーしかすれた声も好きだ。 いわゆる、佃煮を売らせたくなるような…

自分

他人の心はわからない。 分かったところで何になる。 自分の心も分からないのに。 他人の姿は見えるけど、自分の姿は見ることができない。 鏡があると言うけれど、映るのは、見ようとして見る姿だから、いつもの自分の姿ではない。 結局、一番わからないのが…

モテる

何かをする動機の一番は、「モテたいから」だろう。 この動機は、不純どころか純粋無比だ。 とくに若い男の動機のほとんどがこれだ。 女子の動機はどうなんだろう。 男ほど単純じゃないのかもね。 年とっても、モテたいって気持ちはあるんだろうけど、ナニが…