瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

清明

今日は、二十四節気清明
「万物発して清浄明潔なれば此芽は何の草としれるなり」とあり、この清浄明潔から「清明」は来ている。
全てのものが、清々しく明るくなる頃だ。
七十二候は、初候が、「玄鳥至(つばめ いたる)」
そろそろ燕も飛んでくるだろう。
次候は、「鴻雁北(こうがん きたす)」
雁が、北へ帰ってゆく。
末候は、「虹始見(にじ はじめてあらわる)」
雪から雨にかわり、そろそろ虹も見え始める頃だ。
花にばかり心をうばわれ、咲いたの散ったの言ってる間に、木々は一気に芽ぶき出す。
また、帰る鳥あり、来る鳥あり、季節は劇的に変化してゆく。
昔っから木の芽時って言うけど、木々が芽ぶくころには、人間も活力が増してくるんだけど、同時に自律神経系のバランスを崩しやすい時でもある。
もしも心が乱れたら、静かに月を見ることだ。
その満ち欠けに同調できれば、きっと心の波は穏やかになる。