瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

演歌

昔は、大人が演歌をよく聞いていたね。何かのはずみで、親の説教と演歌が、こっちのイメージの中でつながっている。だから、どちらにもあまり近づきたくはなかった。とは言え、あの頃の演歌は息が長かったから、耳に残ってる歌がいくつもある。小節(こぶし…

如月望月

「ねがはくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ」西行法師の歌だ。この歌についてよく言われるのは、きさらぎの望月のころ(二月十五日頃)に、はたして桜は咲くのかって事だ。これは、もちろん旧暦の話。たとえば、今日、3月30日は旧暦の二月…

花粉症

スギ花粉症が発症してから、もう19年になる。自力でなおそうと、いろいろやってみたけどダメで、結局、医者の世話になった。最近は、良い薬がある。でも、あんまり効くのも怖いんで、なるたけ使わないことにしている。ところが、3年ぐらい前から、何となく…

腎臓

今日、腎臓が痛かった。どこにあるのか知らないのに、痛いって言うのも変な話だけど、何となくそんな気がした。でも、考えてみたら、最近めん類が多くて、汁を全部飲み干すから、塩分の取り過ぎは確かだ。酒を呑むんで、昔から肝臓のことは気にしていて、12…

利休忌

3月27日には表千家で、3月28日には裏千家で利休忌が営まれる。千利休は、天正十九年二月二十八日に切腹している。享年70歳。この日付は旧暦だから、グレゴリオ暦で言うと、1591年4月21日になる。利休忌を、3月27、28日にやるのは、月遅…

瞳堂主人

瞳堂酒人あらため、瞳堂主人でございます。屋号は、瞳堂。紋は、九曜。旧暦のこよみ屋でございます。駆け出しの身ゆえ、主人と申すもおこがましく、悪く洒落て、酒人を名のっておりました。このたび、お陰様をもちまして、瞳堂が10周年を迎えることが出来…

開花宣言

3日前に、東京は開花宣言が出された。とたんに、冷たい雨が降り続いて、蕾はそのまんまになっている。あんまり早く満開になるのも味気ないし、花の咲かない春はないから、ゆるゆると咲いてくれるのが良い。そうは言っても、今度晴れて暖かくなれば、ウワッ…

旧暦命日

今日は旧暦の二月九日。親父の旧暦命日だ。当時、母は入院していて、父は家で一人だったから、風呂場で亡くなってるのを発見したのは、4日後のことだった。その時、こっちは一体何をしてたんだろう。『今日は暖かく 東京は19℃ 早番の帰り道 真上の空に旧…

紙おむつ

最近の子は、いつまでもおむつをしている。紙おむつが進化して、動きやすく、より快適になってるみたいだからね。メーカーにすれば、一日でも長く使ってもらいたいから、いろいろ研究するんだろう。うちの子は、布おむつだったせいか、わりあい早くとれた方…

近くの中学校に、ブラスバンドのコンサートを聴きに行ってきた。なかなか良くて、2時間がアッという間だった。音楽のこと、特に技術的なことは分かんないけど、音を感じることはできる。一人すごい子がいて、打楽器を中心にいくつかの楽器をこなすんだけど…

春分

今日は二十四節気の一つ、春分。前後の七日間が、春のお彼岸だな。太陽は真東から昇り、真西に沈む。それから、昼と夜の長さは、ほぼ同じになる。どっちにも偏りが無い、真ん中の日。だから、春分と秋分は、何となくプラスマイナスゼロって気がするね。ゼロ…

ぼたもち

ぼたもちとおはぎって、どこが違うんだろう。こし餡とつぶ餡のちがいだとか、米粒の形が半分残ってるのと餅状にしたのとの違いだとか言う。でも、どうやら全部ひっくるめて、ぼたもちでもありおはぎでもあるらしい。春は牡丹の花にちなんで牡丹餅、秋は萩に…

新暦の3月3日にひな祭りをやっても、まだ桃の花は咲いてないから、うちでは旧暦の三月三日にも桃の節句をやる。でも、肝心の桃の木がないことに気がついて、2年前に苗を植えた。まだ若い木だから、うまく咲いてくれるかどうか心配で、毎日見に行く。暖か…

鍬(くわ)

今日は良い天気で暖かかったから、畑を耕した。鍬の刃をサクッと土に入れ、ひょいとひねると、固まってた土がはらりとほぐれる。土の上下をひっくり返して、空気を入れて、日の光を当てる。こうしてやると、きっと、土が活性化するんじゃないかな。2坪もな…

富士講

昔は、富士講ってのがあった。富士山と、そこに住まう神々を信仰する集団のこと。江戸時代に、食行身禄(じきぎょうみろく)って人がいて、当時、飢饉があったりして苦しい世の中を何とか救おうと、富士山にこもり断食をして入定した。その話が江戸の町に伝…

料理番組

「きょうの料理」、「キューピー3分クッキング」、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」。ほかにも、料理番組はいっぱいある。上沼恵美子のしゃべくりに目を奪われがちだけど、あそこの料理が一番キッチリしている。調理師の学校の先生がやってるんだから…

珍しく、家のそうじをしようと思って、いろんなものをどけて、あっちこっち拭き始めた。軽くやるつもりだったのが、勢いあまって、何故か柱を拭き始めて、止まらなくなった。拭くどころじゃなくて、磨くってとこまでいっちゃって、そうなると単なるそうじの…

ホワイトデー

何のいわれもない行事には困る。3月14日の、ホワイトデーの訳がわかんない。だいたい、日本だけの行事なんだってね。バレンタインデーのチョコのお返しに、マシュマロだかキャンディーだかを贈らなきゃいけないなんて、一体誰が決めたんだ。無理にでっち上げ…

粗食

今日は子ども達がいなかったんで、晩飯は簡単に済ます。鯵の開きと、山芋のとろろ。味噌をきらしてたんで、すまし仕立てのニラ玉汁。美味くって、あっという間に、二杯のメシが腹に収まる。今日は粗食だなって思ったけど、考えてみたら、結構、栄養のバラン…

メメント・モリ

メメント・モリ(Memento mori)って言葉がある。ラテン語で、「自分がいつか必ず死ぬってことを忘れるな」って意味だ。「死を想え」なんて言ったりもする。別に、死を連想するような事に出くわしたわけでもないのに、何となく、そんな事が頭ん中をよぎった…

近場

店に並んでる魚のうちで、近場でとれたのはどれくらいあるんだろうか。産地表示も当てになんないから、近場のものは思ったより少ないかも知れない。反捕鯨とかクロマグロ禁輸とか、商売がらみ政治がらみで、複雑すぎてよくわかんない。一つ言えるのは、自分…

3月10日

65年前、1945年の3月10日は、東京大空襲の日。アメリカのB29爆撃機によって、東京下町方面の無差別爆撃が行われた。36年前、1974年の3月10日には、陸軍少尉、小野田寛郎さんが、フィリピン・ルバング島のジャングルから出てきて投降した。終戦から29年た…

眠気

「春眠 暁を覚えず」なんて言うけど、春のせいか、最近、眠くてしょうがない。眠ってもいい時なら、居眠りは最高に気持ちいいんだけど、眠っちゃいけない時の眠気は困る。仏教の修行のなかに、断眠ってのがあるらしい。眠くっても眠っちゃいけないってやつ。…

命日

今日は、親父の命日だ。呑ん兵衛だったんで、日本酒を持って寺に行く。行ってみると、墓前に新しい花があり、供えられたタバコが一本灰になっていた。忙しくて行けないって言ってた弟が、なんとか時間をこしらえたんだろう。こっちも花を持ってったから、い…

一週間

♪日曜日に市場へ出かけ 糸と麻を買って来た 月曜日にお風呂をたいて 火曜日にお風呂に入り 水曜日にあなたと会って 木曜日は送って行った 金曜日は糸巻きもせず 土曜日はおしゃべりばかり 恋人よ これが私の 一週間の仕事です♪これは、ロシア民謡の「一週間…

啓蟄

今日は、二十四節気の啓蟄(けいちつ)。蟄虫戸を啓く(すごもりむし とをひらく)。土の中で冬ごもりしていた虫が、巣穴の戸を開いて、這い出してくる頃ってことだ。別に、今日を境に、一斉に蠢き出すってわけじゃないけどね。啓蟄って言うと、ケラを思い出…

刀が欲しいと思ったことはない。でも、今ここに刀がある。実家を処分した時に、出て来ちゃったんで、もって帰ってきた。刀は、もともと人を殺すための道具だから、ちょっとでも気になることがあれば、すぐ処分するつもりだった。ところが、心を空っぽにして…

芹は、美味い。野菜っていうよりも、野草って感じがしていい。実際、品種改良はほとんどされてないらしくて、栽培ものと野生ものの差はないみたいだ。何でもそうだけど、あんまり人工的でない方がいい。野生のものには力があるし、本当に血や肉になるって気…

ひな祭り

今日は3月3日。ひな祭り。桃の節句とも言うけど、桃のつぼみはまだかたい。旧暦だと、まだ一月十八日だからね。旧暦の三月三日、ひな祭りは、今年は4月16日にあたる。そのころには、桃も咲いてるはずだ。うちは、新暦・旧暦どっちも、ひな祭りをやる。…

排卵周期

経験ないこと書くのは不安が残るけど、まあいいや。動物には大ざっぱに言って、排卵が周期的に起こる周期排卵の動物と、交尾するとその刺激で排卵を起こす交尾排卵の動物がいる。ヒトは一応、周期排卵の部類に入る。ヒトの排卵周期は、月の満ち欠けの周期と…