瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

3月10日

65年前、1945年の3月10日は、東京大空襲の日。
アメリカのB29爆撃機によって、東京下町方面の無差別爆撃が行われた。
36年前、1974年の3月10日には、陸軍少尉、小野田寛郎さんが、フィリピン・ルバング島のジャングルから出てきて投降した。
終戦から29年たってたけど、任務解除の命令がなかったから、小野田さんの戦争はずっと続いていたんだな。
実際に、フィリピンのアメリカ軍に、ゲリラ戦を何度も仕掛けていたようで、途中、銃撃により部下を失ったりもしている。
3月10日が、はたして小野田さんにとっての終戦の日になったんだろうか。
日本とアメリカは同盟国だって言うけど、べつに仲よしこよしってわけじゃない。
沖縄の基地の問題にしても、車の輸出や牛肉の輸入にしても、武器こそ使っちゃいないが、いろんなところに戦いはある。
明治時代に、脱亜入欧した日本だけど、そろそろ脱米入亜してもいいんじゃないかね。
明治の改暦で脱亜入欧が始まって、いくつかの戦争を経験してきたんだけど、この140年程の日本のありようと心の荒廃を思う時、旧暦復活の必要を感じる。
先ず、旧暦を見つめ直してから、アジアの中の日本を考えるべき時に今はある。