瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

眠気

最近、異常な眠気に襲われる。どうしようもなく眠くて、目を開けたままでも眠ったような状態になる。毎日、5時間ぐらいは寝てるんだけどね。この眠気、思い当たるふしがなくもない。ここのところ、いつも胸の上に手を組み合わせて、死人のようになって床に…

生まれかわり

生まれかわりって、どうなんだろうか。生まれかわるのか、それっきりなのかは、宗教により、個人の考え方により、意見が分かれるところだな。人に限らず、自然界の物事や、人工物を見てみても、全てのものは何らかの形で、生まれかわっていくように思う。前…

訪れ(再)

4ヶ月程前、眠ってる間に、何物かが何度も布団に入ってこようとしたことがあった。あの晩は、久々に酒を呑まずに寝たから、禁断症状で幻覚を見たのかも知れないと思っていた。今回は、酒をやめてしばらくたっていて、酒に何の未練もないのに、訪れがあった。…

ゼラチン

暑くなってきたせいか、ゼラチン物を喰うことが増えてきた。去年の夏に仕込んだ梅シロップで、ゼリーを作ることが多い。早く使わないと、今年の分が仕込めないんでね。ゼリーは、プルプルの食感と口どけが命だな。ゼラチンは、食欲を増すような気がする。ト…

トビウオ

トビウオは、飛ぶ。何種類もいるから、一概には言えないけど、普通でも100mは平気で飛び、中には600mぐらい飛ぶのもいる。そのせいか知らないけど、脂肪が0.7%と相当に低い。どっちかって言うと南方系の魚で、春になると産卵のために北上してくる。九州の…

南方曼荼羅

南方曼荼羅(みなかたまんだら)ってのがある。南方熊楠(みなかたくまぐす)の世界観のこと。この曼荼羅ってのが、何本もの線がグチャグチャに入り乱れて描いてある図なんだな。線の始まりが“因”で、終わりが“果”。つまり、原因があって結果があるという、“…

脱経済

大きな地震があって、津波が起き、原子力発電所がやられた。当然、爆発した直後が、一番ひどい状況だったにはちがいない。目に見えない放射能と戦いながらの、困難な作業が続いていた。しかしその後は、どうなっているんだろうか。ニュースにならなきゃ、何…

酒呑み

酒を禁じてたわけでもないから、禁酒していたわけじゃない。だから、酒を飲んだからって、酒解禁ってことでもない。今日は呑もうと思ったから、呑んでみたってだけの話。酒を呑まないでいるのは、人生の半分以上の日々を飲酒に費やしてきたんで、呑まない暮…

ぬか

玄米を精白して、白米にした時に出るカスがぬか。今、“カス”って書いたけど、むしろこのカスの方が栄養豊富なんだな。何しろ、ビタミンB1が入ってるんでね。ぬかを取り去った残りカスの、白米ばっかり喰ってると、ビタミンB1不足で脚気(かっけ)になる。…

歌川広重

歌川広重って言えば、『東海道五十三次』だな。子どものころ、茶漬け喰って集めたよ。美人画も描いてるけど、どうも塩梅がよくない。背景を描き込み過ぎるせいか、風景画と美人画を合成したみたいに見える。よっぽど風景が好きだったんだろうね。逆に、風景…

解明

金環日食を見た。詳しく解明されてるから、予定通りに滞りなく見ることが出来た。情報が溢れてて、金環日食はどういう現象で、太陽がどんな風に見えるかまで、過去の写真で知ってたから、実物を見ても“あれと同じだ”って思っただけ。昔は、太陽が見られるグ…

太歳

中国で、妙なものが見つかった。ひとかかえほどある肉塊のようなもので、傷つけると粘液のようなものを出し、いつの間にかもとどおりになる。色は、茶、白、黄、黒とさまざまで、その時の状態によっても色は変わる。どうやら、伝説の太歳(たいさい)じゃな…

ボケ

叔父が、施設に入ったと聞いた。少しボケているという。それで、見舞いに行ってみた。こっちのことを覚えているか心配だったけど、やっぱり分かんなくなっていた。ヒントを出してもダメで、自分から名のったら、やっと懐かしい笑顔になった。日によって、調…

金環日食

もうすぐ金環日食だ。首都圏で金環日食が見られるのは、173年ぶりなんだってね。でも、日食そのものはそう珍しい現象じゃない。見える時間帯と地域が限られるから、めったに起きない印象がある。むしろ、日食より月食の方が頻度が少ない。日食は、必ず新月の…

トマトスパゲ

今日はなんだか疲れたんで、米の飯って気分じゃなかった。それで、疲れてたけどスパゲにした。完熟トマトが安かったんで、トマトスパゲを作る。材料は、ニンニク、鷹の爪、オリーブオイル、バジルにトマト。フライパンに、オリーブオイル、ニンニクのスライ…

人魚

世界各地に、人魚の伝説がある。上半身が人で下半身が魚、そして世にも美しい。これが逆だと、怖いけどね。日本には、八百比丘尼(やおびくに)の伝説がある。あやまって人魚の肉を食べた乙女が、十代の美しさのまま何百年も生きたって話。結婚しても結婚し…

悪酔い

最近、悪酔いをしなくなった。あまり呑み歩かなくなったせいもあるけど、手の付けられない酔っ払いってのも見ない。前は、腰が抜けるほど呑んで、ゲラゲラ笑ってるオッサンがよくいたもんだけどね。若い頃は悪酔いしたのに、年取ってから悪酔いしなくなった…

78:22

一辺が10僂寮喫?舛量明僂蓮10×10=100この正方形に内接する円の面積は、半径×半径×3.14だから、5×5×3.14=78.5円と、円の外の面積の比は、およそ78:22になる。空気の比は、窒素:酸素が、およそ78:22だ。この地球上には、この比率…

うるい

うるいは、山菜。山菜って言っても、そんなに山奥にあるわけじゃない。ユリ科のオオバギボウシって植物の若葉のこと。おしたしやサラダなんかにするんだけど、茹でるにしてもあまり火を通さない方がいい。おしたしを鰹節と醤油で喰ったけど、少しぬめりがあ…

体脂肪

10ヶ月前、体脂肪率は11.2%だった。もちろん、腹筋は割れていた。今は、はっきりとは割れていない。毎年減り続けていた体脂肪率も、今年は増えているはずだ。気がついたのは最近だけど、もう少し前からジワジワ来てはいたんだろう。人生の中で、「太った」…

昆布とろ

魯山人先生のおすすめ、昆布とろ。上等のだしこぶを1.5cm巾に切って、それを小口からハサミで、出来るだけ細く沢山切っておく。濃いめの鰹だしをとり、淡口醤油でしっかり味をつける。刻んだ昆布をすり鉢に入れ、少しずつ鰹だしを注ぎながら、すりこ木で徹底…

いろは歌

いろは歌のいろは四十七文字、漢字を交えて濁点を打ち、適当なところで切る。『色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為(うゐ)の奥山 今日(けふ)越えて 浅き夢見し 酔(ゑ)ひもせず』これは、涅槃経の「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽」…

ゆきの美人

ゆきの美人 純米酒。名に惚れて買った、秋田の酒。「無濾過生酒のため冷蔵庫にて保管してください」って書いてあるけど、入らないから出しっぱなしだ。こっちは、美人でも甘やかさないんでね。麹米が山田錦で、掛米(醪の仕込みに使う米)が秋田酒こまち、金…

第六次産業

第一次産業は、農業や水産業のように、直接自然に働きかけて、富を作り出すもの。第二次産業は、製造業や建設業のように、原料を加工して、富を作り出すもの。第三次産業は、それ以外の産業で、小売やサービスなどによって、富を作り出すもの。その第一次、…

スーパームーン

きのうはスーパームーン、満月がでかかった。月の軌道は楕円だから、地球との距離が遠くなったり近くなったりする。きのうの月は、14%ほど大きく、30%ほど明るかった。満月の日はいつも大潮なんだけど、スーパームーンは近いから引力も強くて、潮の満ち引…

経絡

経絡(けいらく)は、中国医学で言うところの気の通り道のことだ。血液やリンパや神経とは別の、特別な循環系であり、反応系統のこと。経絡図なんてのがあるけど、複雑すぎて素人には分かるはずも無ない。こっちは、よく腹が痛くなった時に、足の裏が痛くな…

菖蒲

菖蒲湯は、すっきりしていい。でも、庭に咲いてるやつを切ってきて入れてもダメだ。花の綺麗なやつと、風呂に入れるやつは別物だから。花の綺麗な、アヤメ・カキツバタ・ハナショウブはアヤメ科で観賞用。風呂に入れる方は、サトイモ科で薬用。根っこを乾か…

オペラ ハナゲガエル

『オペラ ハナゲガエル』って絵本がある。主人公は、鼻毛のはえたカエル。絵本なのに“オペラ”って書いてあるから、どんな仕掛けになってるのかと思ったら、いい加減な音符が書き込んである。「曲 ルイジ・デンツァ」とあるから、イタリア人が作った曲なんだ…

憲法

ゴールデンウィークって、ひっくるめて言うようになってから、祝日の意味が薄れた。今日は何で休みなんだっけ。そうだ、憲法記念日だ。昭和22年(1947年)の5月3日に、日本国憲法が施行された、大事な記念日じゃないか。改憲の話もよく出るけど、改憲の必要…

大根おろし

大根おろしはいい。美味いし、アミラーゼっていう酵素が入ってるから、消化にもいい。「得意料理は、大根おろし」なんて人がいたら、たいしたもんだね。先ず、大根の見極めから始まって、その大根のどの部分を、どんな道具を使って、どうおろすのかで、甘い…