瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

うるい

うるいは、山菜。
山菜って言っても、そんなに山奥にあるわけじゃない。
ユリ科オオバギボウシって植物の若葉のこと。
おしたしやサラダなんかにするんだけど、茹でるにしてもあまり火を通さない方がいい。
おしたしを鰹節と醤油で喰ったけど、少しぬめりがあって、ほろ苦いところが何とも言えない。
春のものには、ほろ苦くてぬめりがあるのが多いのは何でだろう。
陰陽五行の思想によると、春という季節は、木・火・土・金・水の五行のうちの“木”に当たる。
春の方位は東であり、色は青に配当される。
そこから、青春って言葉が生まれたんだな。
青春は人生の春だから、山菜と同じでほろ苦いんだろう。
青春に、ぬめりはないけどね。