瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

春分

今日は二十四節気の一つ、春分
前後の七日間が、春のお彼岸だな。
太陽は真東から昇り、真西に沈む。
それから、昼と夜の長さは、ほぼ同じになる。
どっちにも偏りが無い、真ん中の日。
だから、春分秋分は、何となくプラスマイナスゼロって気がするね。
ゼロって言うと、何の変化もなく穏やかなイメージがある。
たしかに、動きのない点としてのゼロは、そうかも知れない。
でも逆に、太陽が真ん中じゃなくなる瞬間としてとらえると、恐ろしい激動の点ということになる。
彼岸ってのは、やっぱり何かの岸にはちがいない。
心して通らねばならない、重要な節目ってこと。
だからこそ、墓参りをするんだろうし、先祖を敬い、日々無事に暮らせることに感謝もするんだろう。
その心は、なにも仏教に限ったことじゃない。
ところで、彼岸ってインドや中国にはなくて、日本独自のものなんだってね。