瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

近くの中学校に、ブラスバンドのコンサートを聴きに行ってきた。
なかなか良くて、2時間がアッという間だった。
音楽のこと、特に技術的なことは分かんないけど、音を感じることはできる。
一人すごい子がいて、打楽器を中心にいくつかの楽器をこなすんだけど、どの音も楽器からじゃなくて、その子の中から聞こえてくる。
音が直接心に来て、こっちの琴線をふるわせるから、感動を通り越して涙になる。
前は、そんな風に入っちゃうのが怖かったけど、今はゆだねることにしている。
まっすぐ天につながる音。
そんな音に出会えることはめったにないけど、共鳴できた後は、心が軽くなったみたいで、いろんなものに敏感になる。
それは、真夜中に一人で月を眺めて、心が裸になった時の感覚に似ている。