瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

紙おむつ

最近の子は、いつまでもおむつをしている。
紙おむつが進化して、動きやすく、より快適になってるみたいだからね。
メーカーにすれば、一日でも長く使ってもらいたいから、いろいろ研究するんだろう。
うちの子は、布おむつだったせいか、わりあい早くとれた方だ。
あの頃は、何しろ一日中、おっぱいやおしっこの世話をしてた気がするけどね。
その点、紙おむつは手軽だし、いろんな手間がはぶける。
紙おむつは、赤ちゃんを快適に過ごさせるためと言うより、親を楽させるためにある。
布おむつより紙おむつを選ぶのは、赤ちゃんじゃなくて親のほうだからね。
いや、紙おむつを選ばざるを得ないんだな。何しろ、忙し過ぎるから。
布おむつを手洗いして、干してまた使うなんて、今時の親は、面倒だって思うだろうか。
汚れたら捨てる、をくり返してると、忙しいリズムから絶対に抜け出せない。
洗って繰り返し使うってのは、月の満ち欠けと同じ、ゆったりしたリズムだから、かえって忙しさから遠ざかって行く。
面倒くさそうなことを、あえて楽しんでみるってのが、赤ちゃんにも親にも良いんじゃないかって思うね。
赤ん坊は何も覚えちゃいないって思うかもしれないが、親がしてくれたことは、無意識の記憶がちゃんと覚えてるんだな。