瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

活気

最近、青山通りを歩いていると、空き地や空きビル空き部屋が目立つ。
今の経済の状況からすると、似たようなことは、他の街でも起きているのかも知れない。
よく、青山はファッションの街って言われる。
よそから来るお客さんを当て込んで、よそから来た人がお店を出す。長く続かない店も多い。
地元の人からすれば、日々の暮らしと関係ないことだから、何が出来ようが、何がなくなろうが、あまり気にはならない。
ところが、昔っから続いてる、日々の暮らしに必要なお店までもが、ここのところ、どんどん消えていっている。
これは本当に、恐ろしいことだ。
とりあえず、人は沢山歩いているから、表面的には活気があるようには見える。
でも、一歩裏に入ると、なかなか厳しいものがある。
イベントをやるとかの、取って付けたような活気はもういらない。
ファッションやお金が生み出す活気は、経済に踊らされてるだけのことだ。
国の政策がどうだとか、税金の割り振り方がどうだとかって話じゃない。
本当の活気は、当たり前の暮らしから生まれる。
その、当たり前の暮らしが出来ないから困ってるんだけど、困った時は月を見よう。