瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

老い

最近、とみに老いを感じる。
二十数年ぶりで会った仲間と、お互いに変わらないつもりで楽しく呑んだ。
後日、送られてきた記念写真を見て愕然としたね。
二十数年という年月は、容赦なく誰の上にものしかかってたってこと。
10年たてば10年分、20年たてば20年分老けるに決まってる。
逆もどりは出来ない。
そういう年齢になったから、“老い”に目がいくんだろう。
若い頃は、太陽が沈まなければいいと思ってた。
今は、早く月が出ないかと思い暮らしている。
こっちは、もう満月を過ぎた。三日月の頃にはもどれない。
今から自分の三日月は愛でられないから、誰かの三日月を心から愛でてあげればいい。
そう気づくことが、老いの功徳なんだろう。