瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

盲導犬

4月25日は、盲導犬の日だ。
盲導犬は、どうもうの反対だから、すごくおとなしい。
電車の中で、ジッとうずくまってるのを見たら、じんわり涙が出てきた。
なんか、けなげでね。
相当な訓練を受けてきたんだろうけど、何食わぬ顔をしている。
物言わぬあの黒い目を見てると、どんな言葉も嘘のように思われてくる。
こっちは、これからどんなに良く生きようと思ったって、盲導犬にはかなわない。
でも、生まれついての盲導犬はいない。
人が選んで訓練するわけだけど、本当のところは、目に見えない大きな力が、そうさせているんだろう。
今度、生まれ変わったら、盲導犬になりたいなんて思ったけど、こっちにはやっぱり無理だな。