志農工商

「士農工商」って言い方がある。

これは上下関係のことって言うより、世の中を大ざっぱに分けると、士・農・工・商になるってことだろう。

ところが今の世の中、いつの間にか「商商商商」になったような気がする。

役人も、農民も、職人も、商人も、どうやったらもうかるかばかりを考えてるんじゃないかな。

そう決めつけるわけにもいかないが、そうじゃない少数派の人、気にさわったらごめんよ。

でも、そうじゃない少数派の人の時代が、もうそこまで来ている。

「志農工商」の世。

志ある農民、志ある職人、志ある商人が、子供たちにああなりたいと憧れられる世の中。

あっちよりもこっちの方が儲かるなんて言ってみても始まんないよ。

こっちは、こよみ屋を始めてもう何年かになるけど、一向にもうかる気配はない。

それでもどうってことない。

志があるんでね。