瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

天の川

今日は旧暦七月七日、七夕だ。
秋めいてきて、どこかで虫も鳴きだした。
空も澄んでいる。
雲もない。
まさに七夕日和なんだが、天の川がそこにない。
今日に限ったことではない。
一年通して見えないし、子供の頃にも見たことない。
一度だけ見たのは、9月に新潟の津南に行った時で、夜中に芝生にねころがったら、空の全部が星で、天の川もすごかった。
まわりが真っ暗だから、宇宙に一人浮かんでる気分で、もうどうでもよくなって、自分はただいるんだってことしか、そこにはなかった。
ところで、空気の汚れより、夜が明る過ぎるのが、天の川の見えない理由らしい。
暗くていいと思うんだけど、暗いと犯罪が多発すると言う。
変な話だ。
外が明る過ぎるから、心の闇が深まるんじゃないの?
天の川見て暮らす人は、妙な気なんか起こさないさ。