瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

七夕

とっくに七夕は終わったとお思いでしょうが、旧暦の七夕、七月七日は、今年は8月26日に当たる。
星祭りだから、もともと秋の行事なんだな。
旧暦の七日ってのはほぼ半月で、見てくれは半分だけど、明るさは満月のおよそ8分の1。この明るさなら、星の光もかすみはしない。
月が見えるのも6時過ぎから9時頃だから、子供もいっしょにお空の星とお話しできる。
これを新暦7月7日でやると、月の形は一定しないし、梅雨の最中じゃ天の川も見えはしない。
子供たちの心の中の風景には、雨にぬれた笹の葉に短冊。これじゃあ、願いも届きゃしない。
新暦って乱暴なんだな。
「年中行事だからやります」じゃなくて、本来の願いや思いを守り伝えて行きたいもんだ。
高く澄んだ星空に天の川、半月に牽牛・織女。
笹の葉サラサラ、願い事。
あるべき姿にもどそうよ。