瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

不便利帖

月の満ち欠けと、精神状態の関連を調べようと思って、去年、手帖を作った。
旧暦の日付は、月齢とほぼ同じだから、上に月の形と旧暦の日付を書き、下に睦月・如月・弥生と記し、その日の心のありようを書き込んで、たてに見比べられる便利な手帖だ。
でも、使った人はスケジュール帳と勘違いしていて、不便だと言うので、不便利帖と呼ばれている。
さて、使い方だが、一日の終わりに、その日の心のありようを短くまとめて、一気に書く。
書く前には手帖を開かないし、一ヶ月前のことは覚えてないのに、不思議と一致することが多い。
全く同じ言葉だったり、似通った心理だったり、ほんの一日ずれていたり。
一番面白かったのは、旧暦二十三日、下弦の月の日。’08.9.22(月)「仕事全くやる気なし」、一月後 ’08.10.21(火)「仕事全くやる気なし」、二ヶ月とばして、’09.1.18(日)「仕事やる気フラット」
言っておくが、いつもやる気がないわけではない。月がその気にさせたんだ。
新暦の日付の並びの手帳だったら、この一致には気づかないだろう。
他にも、旧暦の日付ごとにリンクする言葉がザクザクでてきて、面白いよ。