瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

ヒトの月経周期は、月の満ち欠けの周期と、ほぼ一致すると言う。
それを考えたら、ニワトリのことが心配になった。少し、卵生みすぎじゃないの。
卵は物価の優等生と言われ、戦後の昭和24年から、オイルショック前の昭和48年まで、諸物価が上がる中、ずっと1kg200円前後で推移している。
養鶏技術の進歩、品種改良、飼料の革新により、生産性が向上したからだ。
価格維持のための合理化の中では、平飼いは無理だから、狭い鶏舎に目一杯つめこんで、餌を喰わせて卵を生ませる。
だから、100%無精卵。
無精卵は、受精してないから、温めてもヒヨコにならない。
つまり、あの殻の中には、生命エネルギーが入ってないってことだ。
卵は完全食と言われ、栄養成分的には優秀だけど、生命がない。
安いんだからしょうがないか。
でも、生命のないものを食べ続けも大丈夫なのかな。
タマゴは、成長しないってことは、衰えもしないってことだとすると、殻を割りさえしなければ、腐りもせず、ずっとそのまんまなのかも知れない。