瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

月の裏側

うさぎが月で餅をついてるって話は、月の模様から生まれたんだろうけど、考えたら、月の模様はいつも同じだ。
月って、いつも同じ面をこっちに向けてるってこと。
月は地球の衛星だから、地球のまわりを回っている。27.3日で一周する。
同時に、月そのものも回転していて、27.3日で一回転する。
つまり、月の公転周期も自転周期も、27.3日で一致しているから、月はいつも同じ面をこちらに向けている。
こう書きながらも、理屈はよく分かんないんだが、とにかく、月の裏側は絶対に見れない。
昭和の初めに、三田光一という超能力者がいて、月の裏側を念写しており、現代の最先端技術で写した画像と照らし合わせても、似てるとか似てないとか、いまだによく分からずにいる。
まあ、何しろ見えないんだからしょうがない。
裏側を絶対見せないってのは、なんだかんだ言っても、月の意地というか、美意識みたいなもんなんじゃないの。