瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

彼岸

お盆は、新暦のお盆(7月15日)と月遅れのお盆(8月15日)、それに旧暦のお盆(七月十五日)とあるが、彼岸は新暦でも旧暦でもいっしょ。月遅れは存在しない。
彼岸ってのは、二十四節気秋分を中日にした七日間のこと。
この二十四節気が、太陽の系列から派遣されたスグレモノだ。
旧暦(太陰太陽暦)は、太陰(月)の満ち欠けの周期を基にしてるから、季節が少しずつズレてゆく。それを修正すべく、太陽の系列から二十四節気が派遣されてきた。だから、旧暦(太陰太陽暦)であっても、新暦太陽暦)であっても、二十四節気の扱いは同じで、位置づけも同じである。従って、それに関する行事は、新暦、旧暦おなじ日取りになる。
秋分は、太陽が黄経180度の秋分点を通過するときを言い、昼と夜の長さが同じで、太陽は真東から昇り真西に沈む。これが仏教の西方浄土の考えに結びついたんだろう。
それにしても、ヒガンバナは不思議な花だ。毎年決まってお彼岸に咲き、葉っぱは後から生えてきて、春になったら枯れてゆく。
またの名を、曼珠沙華、天上に咲く花か。突きぬけた花だな。