瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

マーガリン

去年の5月、台所のテーブルでぼんやりしていたら、ふと、マーガリンが頭に浮かび、何故か「喰うのをやめよう」と思った。
安かったから、一つ余計に買ったところらしかったが、どうにも使いたくなくなったので、二つとも捨ててしまった。
あとになって、どうしてそう思ったんだろうと、いろいろ考えてみたところ、どうやらマーガリンは合成食品だからという答えに行き着いた。
一日に使う量は微々たるもんだが、20年以上毎日摂取してきたものの正体は何だ。
バターは生乳と食塩が原料と分かっている。
マーガリンは、食用植物油脂、精製加工油脂、食塩、粉乳、乳化剤、香料、着色料、(原材料の一部に大豆を含む)とあるが、食塩以外の材料の正体が全く見えてこない。
こっちには、それが危険かどうかすら分からないが、バターを喰えばいいわけで、正体不明の代用品を使う必要はない。
マーガリンは、19世紀末、ナポレオン3世の頃に初めて作られたらしい。つまり、旧暦時代には存在しなかったってことなので、旧暦人の味覚は、これを却下します。