瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

有明

今朝、見送りの後、空を見上げた。
カラリとした風が吹き、少し肌寒く、高く澄んだ青空に、くっきり白い月があった。
有明の月だ。
旧暦の十六日以降は朝まで月が残るから、有明の月という。
毎日、50分ぐらいづつ月の出は遅れながら、月は少しづつ欠けてゆく。
真昼に月が見えることもあり、それはある条件下では珍しい現象ではないのだが、青い空にある月は、見つけることができたこと自体が、まさに幸運的美だ。
アリアケって言葉の響きも好きでね。
昔、横浜の方の洋菓子のテレビコマーシャルで♪ありあけーのー ハーバー♪って歌があって、今も耳に残っている。喰ったことはないが、妙に懐かしい。
それから、有明海はなぜかアドリア海を連想させる。
地図を見ると、形もどことなく似てる気がする。
いつか、むつごろうに会いに行きたいと思っている。
あれ、蒲焼が美味いんだってね。