芋煮

東北の方じゃ、芋煮会ってのを良くやるようだ。
10月から11月にかけて、収穫した里芋を使い、川原かどこかに大鍋をすえて、みんなで芋を煮て食う行事だ。
何年も前、宮城に行ったとき、年寄りが、来週は芋煮会だと言った。その時、初めて芋煮を知った。
準備が面倒だなんて、口じゃあ言ってたが、なかなか楽しそうに話してくれた。半分、祭りみたいなものなのかな。
参加したことが無いんで、どんなものか分からないけど、おいしそうだし、何だかすごく楽しそうだ。
地方によって、材料も味付けも違うんだろうが、なんとなく、豚汁みたいなものなんだろう。
たまたま、昨日が豚汁で、今日も残りを二杯食った。こいつは、大量に仕込んだ方が、なぜか美味い。
里芋が大好きでね、大根、人参、ごぼう、こんにゃく、ねぎ、とうふ、干し椎茸、全部好きだ。
一つ一つは地味だけど、出来上がり品は、なぜかオールキャストに見える。
寒くなってくると、根菜類が身体を暖めてくれるのさ。七色とん辛子もかけてくれ。
収穫を感謝するって事からすれば、芋煮会とお月見は、根っこは多分おなじなんだな。