瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

霜降

今日は、二十四節気霜降
七十二候は、”霜始めて降る”だ。
少し早く感じるが、霜が降りちゃってから、「霜降!」って言われても、間の抜けた話になってしまう。
そろそろ霜が降り始めるから、農作物に注意してくださいよって、お百姓さんに知らせてくれているんだろう。
今日は、旧暦九月六日。
この日付だけで、少なくとも、大体の季節と月の形、それに潮の満ち引きの加減まで分かる。
旧暦だと、一~三月が春、四~六月が夏、七~九月が秋、十~十二月が冬ってことになってる。
だから、九月ってことは、秋の終わりにさしかかる頃を意味する。
月の形は、一日が新月で月は見えない、八日頃が上弦の月で半月、十五日頃が満月で、二十三日頃が下弦の月で逆向きの半月。
だから、六日と言えば、半月よりも少し細めの月で、夜はあまり明るくは無いと分かる。
潮の加減は、三日~六日は中潮だから、潮の満ち引きの差は中位。
そして、霜降、ぼちぼち冬支度始めましょうよと来た。
自然界からのメッセージを、旧暦なら、ここまで読み取れる。
ところで、新暦10月23日。ここからは、第10番目の月の、23日目ですとしか分からない。