瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

天空

六本木ヒルズが出来て、何年になるのか忘れたが、行ってもなんか落ち着かないから、あんまり行かない。
今日、用事があって久々に行き、52Fの東京シティービューから外を見て、足がすくんだ。玉がちぢこまったといっても言い。通天閣でもそうだった。
肝をすえると、東京タワーが見え、台場のフジテレビが見え、羽田の発着便が見える。
少し進むと、緑の多いのは明治神宮、手前にあるのは青山墓地だ。
ガラスの際に顔をつけて、真下を見ると、また、玉がちぢんだ。
今月は、ここで中秋の観月会ってのがある。海抜250mだから、たぶん23区一高い月見だ。
でも、今日あたりは、月は見えない。旧暦の八月二十八日、明後日が新月だから、月の姿はない。
10/20が三日月で、だんだん月が見え始める。10/30が旧暦九月十三日で十三夜、栗名月。天空の月見だ。夜景もきっと、すごいんだろう。
で、今日のお目当ては、現代中国の芸術家の展覧会だったんだが、さっき見たパノラマの、ひとつ上の53Fに美術館があるので、天空に展示されたアートというインパクトが強く、感じ方が普通じゃなかった。