瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

十五夜

明日は、旧暦八月十五日。十五夜。仲秋の名月だ。
いろんな行事やしきたりを、今は新暦でやったり、月遅れでやったりしてて、やんないよりはましなんだけど、こればっかりは、新暦じゃ無理なんだ。
ためしに、このお月見を新暦でやるとどうなるのか。
今年の新暦8月15日の月は、半月。月の出は23時43分。
まだまだ残暑の厳しいおり。月見どころのさわぎじゃない。
仲秋の名月は、またの名を芋名月とも言うが、里芋の収穫にはまだ早い。ススキだって葉っぱが茂っているだけだ。
だから、月見を新暦でやるマヌケはいない。
旧暦時代の行事やしきたりは、月見に限らず、全て旧暦の日付でやらなきゃ、何も実感することはできない。ただやりましただけじゃ、意味がない。
ところで、月見と言えば、うさぎだな。
♪うさぎ うさぎ 何見てはねる 十五夜お月さん見てはねる♪
これはちょっと、さびしいメロディだけど、浮かれたところじゃ、タヌキも出るね。
おたく、うさぎ族はねる派、それとも、タヌキ族さわぐ派?
こっちは、縁側族で呑む派だな。
あっ、縁側ないから、里芋の衣かつぎ族で呑む派だ。