瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

タイムスリップ

最近、登場人物がタイムスリップするドラマが、流行っている。
戦国時代の侍が現代に現れたり、現代の医者が江戸末期に行っちゃったり。どっちも、すごいカルチャーショックだ。
じゃあもし、戦国時代の侍が、江戸末期にタイムスリップするか、逆のケースが起こったらどうだろう。
シチュエーションの違いはあるから、まあ、びっくりはするだろうけど、生活レベルから言えば、そうとまどうことも無いんじゃないか。
それなら、昭和30年代に暮らす人が、現代にタイムスリップしたとしたら?
戦国時代から江戸末期へ、250年の時を超えた侍よりも、たかだか50年の時を越えた旧日本人のほうが、たまげるんじゃないか。
敗戦の焼け野原から、まだ10年しかたってなくて、ほとんどの家に白黒テレビすらない時代の人が、コンピューターと携帯電話に牛耳られた現代を見たら、腰抜かすだろうね。
進歩が早過ぎちゃって、良いんだか悪いんだかの結果を待たずに、次から次へ進むの連続だから、もう、何が何だか分かんなくなっちゃった。
どうしたって進歩しがちな時代なんだから、むしろ、何とかして進歩しないっていう美徳があってもいいんじゃないの。
旧暦時代や、昭和30年代の旧暦っぽい時代に学ぶところは、意外に多いかも知れない。