瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

暦法

暦には、太陽暦太陰暦の二つがある。
太陽暦は、地球が太陽の周りを、グルッと一周するのにかかる時間を、一年とする暦法で、一年はおよそ365日。季節とのずれは無いが、月の満ち欠けの要素は入ってない。
いわゆる、新暦グレゴリオ暦)はこの系統だ。
もうひとつの、太陰暦の太陰ってのは月のこと。月の満ち欠けの周期を一ヶ月とする暦法で、一年はおよそ354日。太陽暦より11日短い。
だから、純粋な太陰暦だと、季節が毎年どんどんさかのぼっちゃう。イスラム暦なんかがこの系統だ。
それから、太陰暦の中に、太陰太陽暦ってのがある。
太陰暦に、太陽の要素を取り入れて、季節の変化がわかるようにしたもの。
いわゆる、旧暦がこのタイプで、ここで言う太陽の要素ってのが、二十四節気だ。そして、19年に7回閏月が入り、1年が13ヶ月ある年を作ることで、年周期のズレを、大ざっぱに修正していく。
「月を風雨とし 日を寒温とする」っていう中国の古い書物の言葉が、旧暦にはピタッと来る。