瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

水菜

やっと、畑を耕した。
毎年もっと早くと思うんだが、夏の収穫の後、どうしても気が抜けて、なかなか作業に取りかかれない。
油粕を土にすきこんでから、種を蒔く。本当は、もう1~2ヶ月早くてもいいくらいだ。
この冬も、水菜だ。
無農薬なんで、夏場の野菜は多少やられるが、冬はほとんどやられないから楽だ。
水菜は、水の菜と書くくらいで、京都じゃ水気の多い水田地帯で作るらしいが、うちじゃほとんど水をやらない。単に面倒臭いからだが、そのせいか、緑色濃く、茎太く、丈の短いのが採れる。多少かたいから、売ってるのみたいに、生でサラダは無理で、油揚げと煮びたしにするか、鍋だな。味が濃く、しっかりした歯ごたえで、ものすごく美味い。
鉄分とカルシウムを多く含み、特に緑の少ない冬場には重宝する。
春先には、採り残したやつをほっといて、伸び放題にして、つぼみが出たら、おしたしにして苦味を楽しむ。
新月から満月にかけては、万事、吸収がよく、伸びる時期なので、種を蒔いても、早く芽が出る。これは、何年かやってみて、経験からそう言える。
今日が、旧暦九月十五日、明後日が満月。太陽の時期からも、月の時期からも、少し遅かったが、水菜は強いから、まあ大丈夫だろう。