瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

年賀状

毎年のことだけど、年賀状を出すのが遅い。
だから多分、元日には着かない。
それから、ごく親しい仲間からの年賀状も、たいがい元日には届かない。類は友を呼ぶってのか、気にしない連中が多いからな。
逆に、キッチリ元日に届くのは、珍しく義理堅い奴か、本当の義理だ。
明治時代に、宮武外骨って人が、賀状は年改まってから、心静かに書くもんだってな事を言っている。
それはそうだ。旧年中に書いておく挨拶なんて、嘘っぱちだって言われれば、その通り。
郵便局が宣伝してるみたいに、12月15日から25日に投函すれば、確かに元日には届くだろうが、12月半ばに「あけまして・・・」なんて書き始めるのは、義理を果たすための単なる段取りに過ぎない。
去年の年末は、日めくりを書くので忙しすぎて、年賀状が書けなかった。
年明けてもまだバタバタしてたんで、開き直って、旧暦の元日に合わせて出してみた。つまり、今年の1月26日に着くように出したんだけど、誰もなんにも言ってこない。
「お前は馬鹿か」も「なかなかオモロイ」もない。
まあ、そうだろうな。逆の立場だったら、こっちも何の反応のしようもないからな。