瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

クリスマス

クリスマスは、イエスの誕生日って言うけど、実はいつ生まれたのか分からない。聖書にも、いつって書いてない。
じゃあ、どうして12月25日になったのか。
それは、冬至の祭りに由来する。
むこうに、ミトラ教ってのがあって、太陽神ミトラが冬至に生まれ変わるっていう信仰から、冬至祭りを盛大にやる。これを、キリスト教が取り入れたってことらしい。
太陽が生まれ変わる、イコール、光り輝く神の子の生誕って考え方だ。
4世紀のローマ帝国コンスタンティヌスの時代に、異教との宗教上の摩擦を出来るだけ少なくして、キリスト教を広めるために、そう決めたんだな。
陰きわまって陽に転ずる冬至を、太陽復活の祭りと捉える風習は世界各地にあるから、クリスマスも受け入れられやすかったって事だろう。
実際の冬至と、12月25日との不一致は、昔の暦法の精度のちがいによるズレかなんかだろう。
ちなみに、旧暦だと十二月二十五日は、来年の2月8日に当たる。
そんな間の抜けた頃に、クリスマスやる奴はいないけどね。