きのう、
厩橋から月を見てて、川風に当たったせいか、きょう熱が出た。
満月からの水の気と、
隅田川の水の気、それから、川面に映る月からの水の気。
多分、こいつらにやられたんだな。
月に心を映そうとして、少し無防備になりすぎた。
油断は出来ない。
どこが痛いということはなく、ただひたすら寒気がする。
布団に身体の熱が奪われて、カタカタと震え、湯たんぽを入れても止まらない。
38度4分。
たいした熱じゃないんだが、身体の中で、水の気が暴れている。
陰陽五行で言うところの、土剋水。土は水の力を抑える。
だから、土の気を持つ米を、土鍋で雑炊にして熱いのを喰い、水の気をやっつけることにする。
