瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

人は生きている限り、常に何らかの気を発している。
その気が、うるさくて仕方ないと気づいて以来、出来るだけ電車に乗らない。
特に地下鉄には乗らず、極力歩く。
あの閉ざされた空間で、本、新聞、雑誌、メール、電話、ゲーム、音楽、パソコン、化粧、食事と、みんな好き勝手なことをしている。
ひとつひとつは、他人に迷惑かけることじゃないけど、それぞれの人から発する雑多な気が、狭い箱の中に充満して息苦しい。
パニック障害ってのがあるけど、満員電車で発作起こすのは、この乱れた気の渦にやられてるんだな。
生真面目で、ストレスをため込みやすい人がなるって言うけど、実は、まだ一般に認知されてない、ある種の感覚の鋭い人がなる。
気は鬼に通ずるから、取り扱い注意だ。
こっちは、この気を何か有効に使えないかと、あれこれやってみている。
その結果、意味不明なシンクロニシティーが、極端に増えた。
乱れた気に打ちのめされたら、そっと月を見上げよう。昂ぶった気を、きっと鎮めてくれるだろう。
あなたが 何かを 見失っても 月はいつも そこにあります