瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

単位

5月18日は、18リットル缶の日。
18リットル=1斗
要は一斗缶の日なんだけど、計量法って法律があって、尺貫法が使えないことになっているから、こんな変な名前の記念日になる。
戦後の一時期、一斗缶のことを5ガロン缶って呼んだことがあって、5ガロンと18リットルで、5月18日が18リットル缶の日になった。
計量法で尺貫法が禁じられてるっていっても、伝統的な業種での使用は黙認されている。
1貫は100両、1両は10匁とか、1斗は10升、1升は10合、1尺は10寸とかね。
部外者には分かりにくいのもあるけど、キログラムとかセンチメートルに置き換えると、どうもピンと来ないってところもある。
単位ってのは、比較の基準としての正確さも要求されるけど、反対に、ザクッとした共通の感覚って側面もあるからね。
暦も同じだと思う。
お茶、お花、俳句みたいに、季節を基準にして動いてる世界は、旧暦じゃないと、やっぱりしっくりと来ない。
暦ってのは、時の流れにどんな目盛りを打つかっていう、単位みたいなもんだからね。