瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

三月三十日

今日で三月も終わる。明日から四月だ。
こんなこと書くと、なに寝ぼけてんだって言われそうだけど、今日、5月13日は旧暦の三月三十日に当たる。
今と昔じゃ、いろんなもんがズレてるからね。
明治五年に改暦して、グレゴリオ暦を使うようになって、まだ140年足らず。
かたや、改暦前の太陰太陽暦の時代は1200年以上続いていた。
どっちの暦がずれてるなんて言ったところで、始まんないけどね。
昔の日記文学や紀行文を読む時は、旧暦の感覚を知らないと、少し分かりにくいかも知れない。
それはさておき、今日と明日の境目は、地学的表現をすると、活断層と言ってもいい。
三月三十日から四月一日への転換は、どんどん欠け続けていた月が、陰から陽へ転じ、今度は満ちて行こうって言う劇的大逆転の瞬間だ。
一度死んだ月が、一瞬にして再生する、エネルギーの切り替えのキワだ。
そこには、強烈な磁場のようなものが発生する。
もし、今、何かを変えたかったり、変わりたいと思っているのなら、この一瞬をのがす手はない。
チャンスは旧暦でつかめ。
でも、そのタイミングが、新暦だと全く分からないんだな。