瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

こどもの日

5月5日は、こどもの日。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として、昭和23年に制定された。
端午の節句って言い方もするけど、これはもともと旧暦の五月五日の行事で、今年は6月16日に当たる。
昔は、梅雨時にやってたってことだ。
日本にはもともと、田植えの始まる五月に、田植えをする早乙女が、穢れを祓い身を清めて、田の神を迎える風習があった。
そこに、よもぎや菖蒲で邪気を祓う、端午の節句ってのが中国から伝わってきて、一緒になったものらしい。
やがて武家の世になり、菖蒲と尚武が同音ということから、男の子の節句になり、昭和に入り「こどもの日」になった。
ここまで来ると、端午の節句と「こどもの日」は、全くの別物って気がする。
こっちは旧暦推奨派だから、昔からある行事は旧暦の日付に戻せって言いたいところだけど、「こどもの日」は子供の日だから、新暦5月の青空の頃の方が、何となくしっくりと来て良い。