瞳堂の月下独酌―blog―

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憲法記念日

5月3日は、憲法記念日
この祝日は、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として制定された。
日本国憲法は、主権在民戦争放棄基本的人権の尊重を柱にした、すばらしい憲法だ。
60年以上、それは守り続けられているように見える。
でも、良い国であるかと言われれば、少々あやしい。
聖徳太子の制定した、十七条の憲法ってのがある。「和を以て貴しとなし・・・」ってやつだ。
その第四条に「群卿百寮、礼を以て本とせよ」とある。
これは、「役人は礼儀を根本とせよ」ってことで全くその通り、現代にもそれは通ずることだ。
さらに、その結びには「百姓礼あるときは、国家自ら治まる」とあり、庶民に礼儀があるときは、国は自然に治まるものだと言っている。
さすがに、聖徳太子は良いこと言うね。
国が悪い、政治家が悪い、役人が悪いって言う前に、一人一人が礼儀をわきまえて生きるべきなんだな。
憲法は国の指針であって、人の指針ではない。
じゃあ、人は何を指針にすればいい。
それは、やっぱり月だろう。
月は、心を照らす灯台みたいなものだから。