土用

今日は、土用の丑の日。
夏バテ予防のために、土用の丑の日にはうなぎってのが定着したせいか、土用は夏って思っちゃう。
でも、土用は季節の変わり目だから、年に４回ある。
立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの直前の約１８日間がそれだ。
夏の土用には、土用干しってのをやる。
一つは、衣類や本の土用干し。
いわゆる、虫干しってやつ。
それから、田の土用干し。
土用の頃に、田んぼの水を一週間ぐらい干すと、稲が水を求めて根を張るから、秋に台風が来ても倒れない丈夫な稲に育つんだな。
もう一つは、梅の土用干しね。
これは、６月に塩漬けにした梅を、土用に３日間ぐらい日干しにする作業だ。
最近は、テレビで梅干しの漬け方なんてのをやったりする。
本当は、親に教わりゃいいんだけど、その親も知らないのが多いんだから仕方が無い。
虫干しもそうだけど、この国には、絶滅しかけの家事がたくさんある。