祇園祭

7月17日は京都の祇園祭、山鉾巡行だ。
京都の祇園祭は、八坂神社の祭りで、山鉾巡行は、山とか鉾とか呼ばれる山車の練り歩きだ。
祇園祭って言うと、山鉾巡行が有名だけど、それだけじゃ終わらない。
7月1日の吉符入り（きっぷいり）に始まって、何やかやで月末までいろんな行事が続く。
若い頃は、山鉾巡行よりも、前日の宵山や、その前の日の宵々山に、夜の街にくり出す方が楽しみだった。
それに、京都の祭りだからって、おっとりと雅なだけじゃない。
前、屋上ビアガーデンで呑んでたら、下の方が騒がしくなって、見たら、おみこしが威勢良く四条通りを練って行った。
これも祇園祭の行事の一つだ。
この祭り、もとは旧暦六月にやっていた。
時期は今の新暦の日取りに近い。
御霊会（ごりょうえ）って言って、怨霊の祟り封じと、疫病退散を祈願するのが始まりだ。
祭りって、ただ騒いでるだけじゃなくて、一つ一つちゃんと意味があるもんなんだな。