瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

四万六千日

7月10日は、四万六千日(しまんろくせんにち)。
この日に参詣すると、46000日参詣したのと同じ御利益があるんだってね。
46000日って言ったら、126年分だからすごい。
浅草寺の四万六千日が有名で、ほおずき市もやってるから、境内も参道もえらいにぎわいだ。
ほおずきを「鬼灯」とも書くけど、これは中国語で小さい赤い提灯を意味する。
お盆の時に、ほおずきを提灯に見立てて飾ったりするぐらいだからね。
ほおずき市は、お盆の準備の一つだったんじゃないかな。
新暦になってからは、行事が形ばかりになって、バラバラになっちゃったから、意味が分かりにくくなった。
本来は、旧暦のお盆前の、旧暦七月十日の催しだったんだろう。
新暦だと、一ヶ月以上早まるから、ビニールハウスで促成栽培して間に合わせてるけど、旧暦でやれば、ほおずきは自然に赤く色づく。
今年は8月19日が、旧暦七月十日に当たる。
多分、ごったがえしてはいないだろうから、ゆっくりお参りして、46000日分の御利益を頂いて来ようか。