瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

児童虐待

毎日、児童虐待のニュースを目にする。
見たくないし、出来れば口にしたくない言葉だ。
児童相談所は何をしているんだとか、警察に立ち入る権利を与えろとかって話が必ず出る。
それも必要だろうけど、システムを変えても、問題は内向するばっかりだ。
児童虐待への崖っぷちにいる親は、自覚してるかどうかは別として、恐ろしいほど沢山いるはずだ。
児童虐待の原因ってのがいくつかあるけど、その原因の原因、あるいはそのまた原因まで遡らないと、解決の糸口すら掴めないだろう。
今、高齢者の所在不明が問題になってるけど、児童虐待と根っこは同じだ。
共通するのは、紙おむつだな。
高齢者にしても子どもにしても、面倒なことは紙おむつにまかせて、大事なお金と大事な時間は、もっと有意義なことに使いましょうって風潮がある。
紙おむつが、児童虐待の原因とは言わないけどね。
いろんなことで、昔は当たり前にやってたことを、「そんな面倒くさいこと、よくやってるね」って、テレビや何かが言い始めて、「それもそうだな」って目覚めさせられたのが1980年代。
あのころ、多くのことが急激に変わっていった。
そのへんをさぐってみると、児童虐待に限らず、いろんなことの原因が少しは見つかるだろう。
大変なことだけど、もとに戻すって事も、必要なのかもしれないな。