瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

立秋

きょうは二十四節気の、立秋
夏の土用が終わり、いよいよ秋が立ち上がる。
一年で一番気温が高くて暑い頃だけど、単純に暑い時期を夏と呼ぶわけじゃない。
そこかしこに、秋の気はひそんでいる。
七十二候の初候は、「涼風至(すずかぜ いたる)」
暑い中にも、秋めいた涼風を感じられる頃。
次候は、「寒蝉鳴(かんせん なく)」
寒蝉を「ひぐらし」と解釈してるのが多いんだけど、ひぐらしはもっと早くに鳴き始める。
丁度この頃に鳴き出すって言ったら、ツクツクボウシのことだと思うけどね。
さて末候は、「蒙霧升降(もうむ しょうごうす)」
蒙霧ってのは、もうもうとたちこめる濃い霧のこと。
秋の霧が、深くただよう頃だ。
ところで、立秋以降の暑さを残暑って言うけど、いつまでも居残ってないで、早く切り上げてもらいたいもんだ。