瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

住民票

学生の頃、京都に住んでたんだけど、住民票は実家の住所のまんまだった。
何でかは忘れたけど、さしあたり不便は無く、処罰されることもなかった。
選挙の時、投票用紙が実家に届いちゃうから、選挙には行けなかったけどね。
ここんとこ、所在の分かんない人がボロボロ出てきている。
今現在、存在しない住所に登録されてたり、その住所に本人が住んでいない場合、投票用紙は毎回もどって来ちゃってたんじゃないのかね。
その時点で、おかしいって思わない方がおかしい。
住民票って、何のためにあるんだろうか。
親の所在を知らない子どもが何人もいるんだから、役所の人が住民の所在を知らなくっても、文句は言えないけどね。
家族の崩壊は、思っていたよりも以前から、相当にすすんでいたんだな。
子どもの虐待と、多分、根っこはおんなじだ。
この問題に、特効薬は無い。
ただ、一つ言っておきたいことは、月を見ようってことだ。
月の満ち欠けは、人の生き死にや、それを取り巻く家族の役割、世代ごとのありようを、何も言わずに教えてくれている。