瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

隅田川花火大会

きのうは、隅田川花火大会だった。
ありがたいことに、今年は至近距離で見ることが出来た。
あれだけの音と光を、全身に受けるってのはめったにないことだ。
何しろ2万発だから、ド派手な花火大会なんだけど、あれって、両国の川開きが起源なんだってね。
川開きってのは、水で亡くなった人の供養と、川の安全を祈願するもの。どっちかって言うと、地味な行事だな。
それが、徳川吉宗の時代に、大飢饉があったりコレラが流行ったりした時に、水神祭と施餓鬼をかねて、ついでに花火を打ち上げた。それが始まり。
当時は、五月二十八日の行事だった。これはもちろん旧暦の日付けだけどね。
梅雨が明けるか明けないかの頃だから、やっぱり蒸し暑かっただろうね。
だから、納涼的意味合いが濃くなって行ったんだろう。
昭和に入って、諸事情あって一時中断したんだけど、1978年に復活した。
日取りは7月最後の土曜日、会場は、両国橋よりも少し川上になって、第一会場と第二会場、どっちも大にぎわいだ。
こっちも、呑んで喰って花火見て、久々に日本の夏を心から堪能させてもらった。