発酵食品

味噌、醤油、酒、みりん、酢は発酵食品。
調味料だから、好きも嫌いもないだろう。
納豆、塩辛、くさや、鮒寿司も発酵食品。
これは、そのまんま食べられるものを、わざわざ発酵させたものだ。
臭いや食感が独特で、好きな人にはたまらないし、嫌いな人にもたまらない。
発酵食品ってのは、こっちの都合のいいように腐らせた食べ物だ。
今じゃ、いろいろ研究がすすんで、健康に良いとか、長生きするとか言うけど、昔の人は頭で考えて喰ってたわけじゃない。
微生物がどうしたなんて、知ったこっちゃないからね。
腐っちゃったけど他に喰うものがないから、勇気出して喰ってみたら旨かったって話じゃなく、最初っからそういう味を目指して、わざと創り出したって可能性もある。
昔の人の感性には、現代人はとうてい足元にも及ばないからね。