否定的

否定的だと心が疲れる。
「だから、なおそうと思うんだけど」って言っちゃう。
“なおす”ってのが否定的だし、“思うんだけど”のあとには“出来ない”っていう完全な否定の言葉が省略されている。
思えば、いろんなところに否定的はひそんでいる。
人の好意に対し「すいません」と言ってしまうことがある。
これは、感謝の意よりも、申し訳ない気持ちを表すことで、自らを否定してしまっている。
素直に「ありがとう」と言えばいい。
言葉は枝葉で、心が根っこだ。
心を変えればいいんだけど、それは自分を否定することになる。
ならば逆に、言葉を変えてみよう。
「スリッパ」を「アタリッパ」って言い換えるみたいに、より肯定的な言葉に言い直すようにすれば、だんだん心が開いていくのさ。