瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

うぐいす

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梅にうぐいす ホーホケキョ。
これ、うぐいすじゃないんだな。
梅の枝にとまるウグイス色の鳥の正体は、メジロだ。
梅の花の蜜を吸いにやって来る。
よく見たら、目のまわりに白い輪があるから、メジロと分かるよ。
本物のうぐいすは、一般に思われているウグイス色よりも茶色っぽくて地味だ。
警戒心が強くて、ほとんど藪の中から姿を見せないから、見たことのある人は少ないだろう。
それでも、昔から梅にうぐいすはつきものだ。
それはそれとして、美の型にしちゃうあたりが、日本人の感性なんだろう。
旧暦時代の行事を、新暦の日付にずらしても平気でいられる感性も、根っこは同じなのかも知れない。
旧暦時代の行事は、旧暦の日付でやろうよ。
うぐいすとメジロはちがうんだから。