ニガスの太鼓
言葉には言霊(ことだま)が宿るという。
音にも音霊(おとだま)ってのがあると思う。
歌を聞いて、歌詞に感動することがある。
メロディーがいいと感じることもある。
声にやられることもある。
でも、つきつめりゃ、“音”ってことになるんだろう。
それは、楽器でも同じこと。
ニガスの太鼓はすごかった。
太鼓なんて、誰が叩いても同じだと思ってた。
でも、ニガスの太鼓はちがう。
音があまりにも正しくて、まっすぐ天にとどいていた。
音が天とつながると、耳じゃなく、心に直接入って来るんだな。
一打ごとに涙が出た。
上手や下手なんていう次元をはるかに超えていた。
あれは、音霊だったんだろう。
こっちは、太鼓に泣かされるなんて、思ってもみなかったさ。
音にも音霊(おとだま)ってのがあると思う。
歌を聞いて、歌詞に感動することがある。
メロディーがいいと感じることもある。
声にやられることもある。
でも、つきつめりゃ、“音”ってことになるんだろう。
それは、楽器でも同じこと。
ニガスの太鼓はすごかった。
太鼓なんて、誰が叩いても同じだと思ってた。
でも、ニガスの太鼓はちがう。
音があまりにも正しくて、まっすぐ天にとどいていた。
音が天とつながると、耳じゃなく、心に直接入って来るんだな。
一打ごとに涙が出た。
上手や下手なんていう次元をはるかに超えていた。
あれは、音霊だったんだろう。
こっちは、太鼓に泣かされるなんて、思ってもみなかったさ。