瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

そらのバナーヌ

子どもが小さかった頃、絵本を買いに行ったんだけど、気に入るのが見つかんなかった。
それで、自分で書くことにした。
『そらのバナーヌ』
バナーヌは、空を飛べると信じている。
ある日、ひょんなことから海にポチャンと落っこっちゃう。
おっかないサメや、マイペースのカニ、目の見えないヒョウに出会って、バナーヌは少ずつ変わってゆく。
やがて、砂漠に迷い込んだバナーヌは、何もかもあきらめかけてしまう。
その時、遠くに大きな木を見つけ、空に一番近い場所をめざして、最後の力で歩き出す。
大きな木の愛に抱かれて、そっと瞳をとじるバナーヌ。
次の瞬間、バナーヌは空に浮かんでいた。
そして、ついに空を飛ぶことが出来た。
実は、バナーヌの絵と文は3パターンある。
子どもはもう成人したが、絵本はまだ完成してない。