瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

七回忌

七回忌か。あれから6年たったってことだ。
うちは、父と母が同じ年に亡くなったんで、年忌法要は二人まとめてやっちゃう。
仏には悪いんだけどね。
日取りは、中を取って、4月の桜の頃と決めている。
寺に大きな桜があって、天気がよければ、花越しに富士山が見える。
七回忌ともなると、集まってもしめっぽい話にはならない。
親の世代の年寄りは、昔の楽しかった思い出ばなしをする。
その子ども世代のいとこ連中は、核家族化にともなって、親戚づきあいが減ったせいで、共通の話題が少ない。
それでも血縁ってのは侮れないもので、和やかで居心地のいい空気が流れる。
これは、理屈じゃない。
こっちは、血縁をもっと強く深いつながりにしたいと思っている。
それで、次は仏がらみじゃなく集まろうってことにした。
本家んちに、でかい臼があるって言うから、年末に餅つきをすることになった。
ご先祖様も、喜ぶんじゃないかな。