瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

潮汐

海のしおの満ち引きを、潮汐という。
さんずいに「朝」、さんずいに「夕」、どちらも「しお」と読む。
「潮」はあげしおで、「汐」は引きしおのこと。
新月と満月の頃が大潮で、しおの満ち引きの差が大きく、上弦と下弦の頃が小潮で、しおの干満の差が小さくなる。
潮の動きは、月の満ち欠けと完全に同調して繰り返している。
月の引力を目の当たりにしたけりゃ、海に行って潮を見ろってこと。
人の血液のことを血潮っていうけど、血潮も海の潮と同様に、月の満ち欠けと連動して、潮汐を繰り返している。
新月や満月のころは血潮も激しく動き、上弦や下弦のこっろは血潮も穏やかなんだろう。
そのことが、心や身体にどう影響しているのかは、細心に観察する必要があるけどね。
いずれにしても、空や海を知ることは、自分の体内の様子に通じることと同じなんだな。